梅干しやレモンに含まれる「クエン酸」で疲労回復

昔から、梅干しやレモンの酸っぱい成分が体に良いと言われています。
疲労回復に良いからと、子供の部活動や体育祭にレモンのハチミツ漬けを持たせる親が多くいました。

ビタミンCの影響もありますが、
運動して疲れた体には、酸っぱい「クエン酸」の効果が高かったからです。

クエン酸というとトイレやお風呂のお掃除するときの洗剤があります。
他にも、防腐剤や化粧品などにも使われています。

食品添加物のクエン酸は、清涼飲料水やサプリメントにもなっています。
人工的に作られるクエン酸は、お手頃な値段でさまざまな商品になっているので、生活の中に取り入れやすいですよね。

クエン酸は酸っぱい成分でもあるのですが、
同じく酸っぱいお酢(穀物酢、リンゴ酢、玄米黒酢など)に含まれているクエン酸の量はごくわずかです。

お酢の主成分は酢酸(酢酸菌によって作られる酸の一種)です。
クエン酸を摂りたいのなら含有量No.1のレモンをおすすめします。
[レモン100gあたり6.5gのクエン酸が含まれています。理想的な摂取量は一日1〜2個]

レモンには、たくさんの効果があるとされています。
疲労回復、ダイエット、美肌、血液サラサラ、老化の防止、消化の促進、ミネラルの吸収を助ける働きなど
美容にも健康にもいいですよね。

焼肉にレモン汁をかけたり、鶏の唐揚げにレモンを絞って食べると
脂肪の吸収を抑えてくれるので、肥満や糖尿病の予防にもなると言われています。

また、運動するときは、
運動して疲れた後にクエン酸を摂るよりも運動前に摂ることで、運動中に疲労物質の分解が促進され疲れにくくなります。