国産だから安心!?・・・野菜や果物の選び方

レモンは爽やかで夏のイメージがありますが、なんと、国産レモンの収穫時期は秋なんです。
秋から春にかけて、スーパーでも国産レモンが手に入りやすくなります。

国産だから全く農薬が使われていないというわけではありませんが、
外国産の輸入レモンに使われる防カビ剤(農薬)は使用されていないので安心です。
果物は長時間船で輸送されてくるので、かびを防ぐために収穫後に防カビ剤が散布されます。
ポストハーベスト農薬は発がん性が指摘されていると聞くと恐ろしくなりますよね。

ですが、FAO(国連食糧農業機関)の統計によると、
農薬大国のイメージが強いアメリカでは日本の5分の1程度しか農薬を使用していません。
ヨーロッパはもっと厳しい基準になっています。

農薬の単位面積当たり使用量のランキングを見ると、中国と韓国、そして日本も上位にランキングされています。
「中国産は危ない」「国産が一番安全」とは言い切れませんよね。

 

スーパーに売られている野菜や果物で、農薬が多いものと少ないものを比較することができます。
例えば買ってきたほうれん草やきゅうりを冷蔵庫に入れておきます。
しばらくの期間放置しておいて、ドロドロと溶けてきたら農薬多め、
しぼんで枯れてきたら農薬は少なめか使われていないと考えられます。
野菜や果物は、水分が蒸発してしぼんでいくのが自然です。

購入前に見分ける方法は、
「有機JAS」のマークや「無農薬」「減農薬」と書かれているので分かりやすいですね。