Let’s try to express a small step forward.


握りしめていたものを
 そっと手のひらから離してみると...
空いた手には
  受け取る余裕が生まれる

手放す...とは
  心を軽くするための選択
 あなたは今...
   何を握りしめていますか?

 

 

あなたは、何を手放せずにいますか?

 

人間の命には限りがあります。
誰もが知っている当たり前のことですが、改めて言葉にしてみると、
「私の命はあと何年だろう」
と、残りの時間を数えてしまうことがあります。

人生の前半には、想像もしなかった人生の後半。
これまでとは違う時間の流れの中で、あなたはどのような日々を過ごしていますか?

 

人生の後半は、
これまで背負ってきた責任や人間関係、必要のなくなった物などを少しずつ手放し、
身軽に、シンプルに暮らしていくことも大切なのではないでしょうか。

けれど、
「まだ動ける」
「もっと友だちを増やしたい」
「あれが欲しい、これが欲しい」
と、さまざまな気持ちが湧いてくるのもまた自然なことです。

それは決して悪いことではありません。
「やってみたい」
と思う気持ちは、生きる力でもあります。

新しいことに挑戦することを、年齢を理由にあきらめる必要もありません。
ただ、何かを手に入れることと同じように、
もう必要のなくなったものを手放すことも、これからの人生には必要なのかもしれません。

 

たとえば、子どもの頃に観た怖い映画を、
今でも忘れられずにいることはありませんか?

一方で、若い頃に感動した美しい景色を、もう一度見たくて同じ場所を訪れてみたら、
「あの頃ほど感動しない」と感じることもあります。

これは、年齢を重ねて感受性が鈍くなったからではありません。
子どもの頃は、見るもの、触れるもの、すべてが新鮮でした。
初めて経験することが、真っ白な心に入り込んでいきます。

歳を重ねるにつれて、さまざまな景色を見たり、多くの経験をしたりすることで、
以前の記憶は新しい体験に少しずつ上書きされていきます。

もう一度、新鮮な感動を味わいたいのなら、
まだ見たことのない景色や、経験したことのないことに出会ってみるのもいいでしょう。
行ったことのない場所へ出かけるのもいいですね。

 

今は、インターネットで世界中の景色を家にいながら見ることができます。
とても便利な反面、画面の中ですでに「見たことがある」と感じてしまうこともあります。

だからこそ、旅の前はあえて詳しく検索しすぎない。
「知りたい」という気持ちを少し手放して、初めて出会う景色を楽しみにする。
そんな楽しみ方も素敵なのではないでしょうか。

 

手放したいのは物や情報だけではありません。
過去の出来事から生まれた恐怖や、誰かに言われた言葉、
傷ついた記憶などは、いつまでも抱えている必要はありません。
もちろん、無理に忘れる必要はありませんけれどね。

ただし、
「この出来事は一生忘れない」
と何度も握りしめていると、過去の出来事に今の自分の時間まで奪われてしまいます。
「もう、ここまででいい」
そう思えたなら、その記憶を少しずつ手放していきましょう。

 

人間関係も同じです。
ただ顔を出すだけの集まりや、付き合いだからと無理をしている関係はありませんか?

「このつながりは、本当に必要?」
一度、自分に問いかけてみるのもいいかもしれません。

そこで誰かの役に立っている。
参加すると心が軽くなる。
自分も相手も笑顔になれる。
そんな関係なら、大切にしていきたいものです。

反対に、会うたびに心が重くなったり、
自分を偽ってまで付き合っていたりするのなら、少し距離を置くことも選択肢の一つです。

 

手放す基準は人それぞれ。
「中途半端なつながりは必要なのか?」
「この仕事は、本当に私がやらなければならないのか?」
自分に問いかけながら、自分にとって必要なものを選んでいけばいいのです。

一見すると中途半端に見える関係でも、そこに喜びや心の充実があるのなら、手放す必要はありません。
たとえ無償の活動であっても、
「誰かの役に立ててうれしい」
と感じるのなら、それは自分にとって大きな価値があるものです。

 

そして、特定の人への執着や、捨てられない物への執着はありませんか?

大切な人からもらったプレゼントが、あまり好みでなくても捨てられないのは、
物そのものよりも、贈ってくれた人の気持ちを大切にしているからかもしれません。

でも、物を手放すことと、思い出や感謝を手放すことは別のことです。
「今までありがとう」
と、そう心の中で伝えて手放すことで、物への執着から自由になれることもあります。

「捨てる」と考えると、どこか冷たい感じがします。
そんなときは、「手放す」と言葉を変えてみてくださいね。

 

手放すとは何かを失うことではなく、これからの自分に必要なものを選び直すこと。
握りしめていたものを、そっと手のひらから離してみる。

すると、空いた手には新しいものを受け取る余裕が生まれます。
人生の後半は、これまで背負ってきたものを少しずつ降ろし、自分に優しく生きていきたいものですね。

 

あなたは今、何を握りしめていますか?

それは、これからのあなたにとって本当に必要なものでしょうか?

「手放す」ということは、心を軽くするための選択。
これからの人生を、穏やかに、楽しく、心豊かに生きるための選択なのかもしれません。

WiLLテーマ「手放す」

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