Have some leeway in your life


難しく考えなくていい...
 難しく考えられない日もくる...
もっとシンプルでいいのかも

人生なんて
 一日一日の積み重ね

 

2024年元旦の大きな地震で被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く、心休まる時が戻りますようお祈りしております。

上越も大きな揺れと同時に津波警報が発表されました。
私の家は日本海に近いので、防災無線から繰り返し放送される避難命令に従い、指定されている避難場所へ避難しました。
親戚一同が集る正月の宴会を始めたすぐの出来事でしたので、家族がバラバラにならずに避難できたことは幸いでしたが、
お腹を空かせたまま何も持たずに避難したので、緊張感と空腹のストレスでどっと疲れてしまいました。

この日はそれぞれの親子が揃って避難できましたが、
もしも、平日だったら職場と学校で親子は別々。もっと混乱していただろうと想像します。
一時、電話も繋がりにくかったキャリアもあったそうですが、親戚のグループLINEの通話もできて、
道路の混雑状況をシェアし合いながらスムーズに移動することができました。

このような命の危険を身近に感じることは少ないとは思いますが、
切羽詰まった状況のときに感じる「余裕の無さ」は、後で振り返ってみると怖くなってしまいます。

余裕が無いと正しい判断ができなくなったり、間違った情報を鵜呑みにしてしまいます。
海抜4mだから安全だという近所の人の声もあり、家に残っていた人も大勢いました。
津波が身長より低い1mくらいなら大丈夫という人もいて、津波の被害に遭った経験が無い人には、何を信じて良いのかわかりません。
テレビでは「数十センチの高さでも危険です」と放送されているのに、周囲の誤った自己判断を信じてしまうのも危険だと感じました。

日本海の場合、震源地が離れていても地震発生から数分で津波が到達してしまうこと。
津波の高さが1mあれば木造住宅は壊れてしまうこと。
この地域に暮らしている以上、自然災害に高を括ってはいけないし、そのことは忘れてはいけないのだと思います。
用心に越したことはないでしょう。

 

そんな中で、被災地域以外の人からの情報を受け取りました。
それはこの地震について、「予言されていた」「人口地震だ」などということ。
それを聞いて「またか?!」と思う反面、それを流す人たちに苛立ちも感じました。
自然だろうが人口だろうが、そんなことは関係なくて、今の石川の被害状況や被災者の人たちの心情を考えると、
そんなことはどうでも良いことなのです。
そんな情報は今はいらないと思いました。

私はたまたま海の近くの住人で、避難して少し怖い思いをしたからなのか、
気持ちに「余裕」が無くなっていたせいなのか、どうでも良い情報に振り回されそうになりました。
「ここは安全だから避難しなくても大丈夫」という間違った情報さえも信じてしまう心の余裕の無さを体験して、
改めて、人として本当に大切なことを学んだ気がします。

 
 

「余裕の無さ」は、こういった恐怖心から生まれることだけではなく、日々の忙しさからも生まれていると感じることがあります。
当事者ではない人からの空想上のアドバイス、リスクの全く無いおかしな情報、的を射ない内容は混乱しかありません。
それは日々の忙しさに輪をかけて「余裕」を奪っていきます。

 

では、「余裕」を作るにはどうしたら良いのでしょう。
少し考えてみてください。
あなたが余裕のあるときはどんなときですか?

それは、美味しいものを食べているときかもしれません。
趣味に没頭しているときかもしれません。
自分らしくいるときなのかもしれませんよね。

それなら、自分らしくいるときってどんなときでしょう?

 

自分の性質には合わない環境で、悩みに悩み、限界まで達してしまった人のお話です。
心が壊れてしまったとも言っていいでしょう。

心に余裕が無くなっているので、周りのどんな言葉も入りません。
ああしたらどう?こうしたらどう?と周りはヤキモキするけれど、余裕が無いので受け入れられません。
少し余裕ができて周りの人に言われた通りにやってみても、当事者の性質には合わないことをしたところで悩みは解決されず、ますます悩んでしまいます。
せっかくできた心のスペースなのに、また埋まってしまいます。

そんなある日、悩みの種になる課題から遠ざかりました。
そのことを考えなくてもよい環境にしたのです。

その結果、心に余裕が生まれ、自分の好きなことが入ってきました。
それは突然入ってきたのではなくて、もともと目の前にあったものが余裕が無くて見えなくなっていただけのことでした。

そして、好きなことに夢中になれたおかげで、壊れた心は修復されていきました。
さらには、悩みの種になっていたものを冷静に直視できるようになったのです。

 

悩みの種から遠ざかる方法は、
「その場から離れる」
「そのもの自体を捨てる」
「目に触れないようにする」
などがあります。

この人の場合は、一旦その場から離れて捨ててみたのです。
具体的には、責任という悩みでした。
一人で抱えなくても良い責任を、一人で悩み続けていたのです。
責任を捨てたことで心は徐々に回復し、余裕のある本来の姿に戻ることができたのです。

そして、周りに頼っても良いことを知りました。
この先、同じような出来事があっても、人に頼ることを覚えているので、同じことで悩むことはないでしょう。

 
 

人それぞれ考え方も動き方も違っています。
目的が無くても動きながら考えて答えを出す人もいれば、目的を決めて自分の考えをシミュレーションしてから動く人もいます。
同じ環境や立場にいたとしても、簡単にできてしまう人とできない人がいるのです。

やり方がその人の性質に合わないと「余裕」が無くなってしまいます。
自分に合ったやり方で、心の余裕を保ちつつ過ごせることが理想です。

 

「余裕」を作ることは大切です。
余裕があるから目標に向けて頑張流ことができます。

ただし、自分に合ったやり方で頑張らないと、逆に心に余裕が無くなってしまいます。
物事に対して頑張るのは良いことですが、間違ったやり方や自分には合わないアドバイスに従うと、
心がいっぱいいっぱいになって「余裕」を作るのは難しくなるでしょう。

それに、頑張る方向を間違わなければ「余裕」を持ち続けられます。
誰かの期待に応えることを頑張るのではなくて、自分が目指すことに向けて頑張るのです。
頑張る方向を間違えてしまうと、心の余裕はどんどん減っていくでしょう。

 
 

また、知らず知らずのうちに「余裕」が無くなってしまうこともあります。
そのようなときには、心の余裕がないサインが現れます。

それは、
「いつもより周りのことが気になる」
「周りの人にイライラする」
「嫉妬してしまう」
などです。

いつもより周りが気になってしまったら、それは心に余裕が無くなってきている証拠です。
「わたし、イライラしてる。嫉妬してるかも…」
それに気づいたら、一旦その場から離れてみてください。

そして自分の好きなことをしたり、好きなものに触れてみるのが良いでしょう。
心が落ち着いてきたら、元の場所に戻って自分自身を観察してみてください。
イライラや嫉妬の気持ちは消えているはずです。
心に余裕があれば、周りのことも気にならなくなり、穏やかでいることができます。

 
 

このように、悩みの種から遠ざかることで「余裕」が生まれますが、原因を手放してもすぐには解決できないことも多いでしょう。
物理的に離れられない場合もありますから、まずは自分の心の中に逃げ道を作っておくことをおすすめします。
逃げ道とは「余裕」につながる架け橋のようなものです。

余裕。
主に心の余裕についてお話してきましたが、経済的な余裕も、時間的な余裕も、全てリンクしています。

思考が現実を作ります。
目の前の現象は、自分自身の心を映し出しているのです。
余裕のない心の表れの一つに、
忙しさから時間が奪われて、ストレス解消にやけ食いや衝動買いで無駄遣いをする姿があるのかもしれませんね。