Can you spoil yourself ?
甘えちゃダメ
人に迷惑かけちゃダメ
そう言われて大人になった
本当は甘えたいんだよね
それを言えるか言えないか...
最近、食後のデザートに…と甘いものを買ってしまいます。
ケーキ屋さんに行かなくても、スーパーのスイーツコーナーには目を引く美味しそうなものがたくさんあり、
ついついカゴの中に入れてしまいます(^^;;
“白玉ぜんざいクリーム” や “抹茶パフェ” ・・夕食後の一口は至福の瞬間です。
子どもの頃から餡子や甘いお菓子が好きな私は、今でも無性に食べたくなる日があります。
甘いものが好きな人なら、その気持ちを分かってもらえますよね?
ですが、甘いものが苦手な人もいます。
苦手だという人を思い浮かべてみると、あの人も、この人も、末っ子生まれ。
末っ子は甘いものが苦手なのでしょうか?
たまたまですかね?
「甘え」について考えていたところ、
「甘い」と同じ漢字だということに気付きました。
もしかしたら何か関係があるのかもしれませんね。
あなたは人に甘えることができますか?
甘え上手と言われることはありますか?
人に甘えられるか甘えられないかは、育った環境にもよります。
例えば、長男長女で初めての子どもとして育った場合、
下に弟や妹がいるといつまでも親に甘えていられなくなり、自然としっかりもののお兄ちゃんお姉ちゃんとして成長します。
自営業で忙しい環境に育つと、親に負担をかけないようにするので、
小さな頃から自立した子になります。
また、おじいちゃんおばあちゃんがいつも居て、いつでも甘えられる環境で育つと、
同じ長男長女でも違ってきますね。
このように、育つ環境によって「甘える」ということをして育つか、それを出来ずに育ってきたかで、
大人になってからの「甘え」に対する考え方も違ってきます。
「甘え」とは「頼る」ことともいえます。
普段はサバサバした性格で、言いたいことは何でも言っているように見えていても、
人に甘えることだけはできない人も多いのではないでしょうか。
自分の弱さを見せたり甘える行為は “媚び” ているように思ってしまうので、
普段とは違う一面を見せられないでいるのです。
カッコ悪い姿を見せたくないと思ってしまうのです。
さらには、相手に心配を掛けてはいけない、迷惑を掛けてはいけないという気持ちが素直になれない原因でもあります。
人に頼ることができないのは、「甘え」を許さない性格からくるものだといえます。
上手に甘えられない人の性格には、大きく分けて2種類のタイプがあります。
一つは「自立タイプ」です。
何でも自分で決めて自分で解決してきた人なので、人に頼ることができません。
責任感も強いので、ちょっと頑張ればできそうなことは一人でやってしまいがちです。
人に頼むことを「恥ずかしい」または、競争意識がある人は「負ける」と思ってしまうのです。
もう一つは「自信なしタイプ」です。
自分に自信がなくて「私なんて…」と思ってしまうタイプです。
「私がやっても迷惑かけてしまう、誰かにやってもらおう」といつも控えめな体勢です。
一見、謙虚な人で美しく見えますが、裏を返せば、ただ、人に依存しているだけともいえます。
何かの決断をするときは勇気が必要ですし、責任も取らなくてはなりません。
その勇気を出すプレッシャーから逃げているのです。
そして責任を取る立場になりたくないので、人任せになってしまいます。
「自信なしタイプ」は上手に甘えているように見えますが、それは「甘え」ではなく「依存」になります。
上手に甘えられない人の2つのタイプは両極端ですが、
100%ではないにしても、多かれ少なかれ、人の内面に持ち合わせている性質(タイプ)なのかもしれませんね。
「甘え」とは、「頼る」「迷惑かける」ということになるのですが、
はたして、人に迷惑を掛けてはいけないのでしょうか?
人に頼ることは恥ずかしいことなのでしょうか?
人は、生まれたときから誰かに頼って生きています。
母乳やミルクを飲ませてもらって、お風呂に入れてもらい服を着せてもらいますね。
人は誰かに手を貸してもらわないと生きていけないのです。
そこが人間と動物の違いなのでしょう。
衣・食・住があって初めて人として生きていけるのだと思います。
言い換えれば、迷惑をかけて存在するのが人間の世界。
抽象度を上げて地球という生命体から見たら、思いっきり迷惑をかけて生きていることに気付きますよね。
動物や植物の生態系を崩している原因の多くは人間だといわれるように、地球上にあるものを好き勝手にしてきました。
例えば、品種改良から遺伝子組換えのものが増えたり、行き過ぎた土壌改良で昆虫や微生物が生きられなくなったり、
ホルモン剤での飼育なども人間のためだけの知恵でした。
それが最近になって、遺伝子組換えは良くない、放牧の肉が良いなどと言って、また動植物たちを振り回しています。
話は外れてしまいましたが、地球上に人類が誕生してから、
ずっとこの地球に甘えてきていました。
今、目の前に起こる出来事で、どうしても誰かに頼らなくちゃならないことがあるなら、
思い切って甘えてみましょう。
甘えることは恥ずかしいというのは思い込み。
変なプライドは捨てて、恥ずかしいと思うのは一瞬ですので、
心で思っていることを誰かに伝えてみませんか?
甘えられる相手は、その人を信頼しているからですよね。
甘えることによって「信頼関係」がもっと深まっていくのだと思います。
そして相手に全てを委ねるばかりでなく、自分でできることは自分でやりましょう。
先ほどの2つのタイプの中間がバランスが良いですね。
それと、これは持論になりますが、
甘いのもを食べたくなるときは甘えたいときです。
仕事で疲れて家事をしたくない日は甘いものが食べたくなり、夫に甘えられない(甘えたくない?)から甘いスイーツで満たしているのでしょう。
うちの末っ子は甘え上手かも・・・?