創業の初心
令和6年1月1日16時10分にそれはやって来た。
『能登半島地震』死者、不明者250余名、被災家屋1万棟以上。
3ヶ月経過し春を迎えても日常を取り戻す事が困難で
不自由な生活を強いられている方が多数である。
3日の日から年始の挨拶に動いた。
最初に伺うのは決まっている。
いつも溌剌と動いている工務店社長の自宅である。
「地震翌日の2日には社員と手分けしてお客様宅を訪ねたよ。」
さすがに ”常在戦場” の精神の社長である。
社長はこうも言った。
「遠藤さんの様に杖歩行の人は天変地異の時はさぞや心細いだろう」
と、言葉はぞんざいだが心から発せられる声は心の奥底まで響き、人間性も伝わって来る。
俺の長所は良いと思った事は即マネして実行出来る事である。
土壁にクラックが入ったお宅。液状化で三和土が隆起した勝手口など、お客様宅の細かな所が確認出来た。
余震が恐いので、さすがに床下からの点検はまだ先となるが、
創業14年目を迎えたお正月より ”創業の初心” を改めて呼び覚ますスタートとなった。
脳出血社長の賦活コラム
株式会社金剛 社長 遠藤伸一