Personality that accepts life as it is
私はどこからきたんだろう...
私は何ものなんだろう...
ありのままの自分を受け入れたら
答えがでるのかな
ありのままで生きられたら
毎日楽しくって みんな幸せ
夏休みは子や孫と接する日が多く、それぞれの違った個性たちと過ごさせてもらいました。
個性には良いところも悪いところもあって(悪いところなんて無いと思っていますが)、成長とともに自己受容ができていくのでしょう。
若い子たちの成長って、ものすごくスピードが早いですね。
ちょっと前まではできなかったことがあっという間にできるようになっていたり、
新しい知識もスポンジのように吸収するし、見ているだけで面白いです。
小さな子どもはもっと吸収が早くて、ダイソンの掃除機のように何でも吸い取っていきます。
たくさんのことを吸収して「自分はこんな人」という自己受容ができていくんだと思います。
そうゆう私はどうだろう?…
自己受容ができたのはいつだろう?…
はたして自己受容できているのか?…
『自己受容とは、良い面も悪い面もありのままの自分を受け入れること』
果たして、ありのままの自分を知っているだろうか?…
大人になっても、歳をとっても、「自己受容」は人生の課題なのかもしれませんね。
その「自己受容」に似たものに「自己肯定感」というのがありますが、意味は少し違うようです。
自己肯定感とは、誰かに認められたり評価されたりといった経験から、自信につながり高まっていくもの。
自己受容とは、良いところも悪いところも評価せずに、自分自身をありのままに認めること。
自己肯定感は言葉の通り、経験を全て肯定して自分自身を高めていけます。
子育てや自分自身においても、私たちの成長には自己肯定感を高めると良いといわれていますが、
肯定しようとどんなに頑張ってもすぐにへこんでしまったり、
「こんなじゃダメだ」と自己否定をしてしまうことはありませんか?
「ダメな自分も肯定していいんだよ」とは言われるけれど、
高い自己肯定感を長く保つには、まずは自己受容ができてからでないと難しいのかもしれません。
それなら自分をありのままに認める自己受容が大事なのね…
と結論が出てしまいそうですが、もう少し掘り下げて考えてみました。
まずは自己肯定感についてです。
例えば自己肯定感の低い人がいたとすると、その人は周りにとても気を使う優しい人という印象を受けます。
争いが嫌いなので、自分の感情を抑えて対立しないように過ごしています。
自分の意見を言って拒絶されることに不安があるため、自分自身を守るために無意識に感情に蓋をしています。
特に怒りの感情は表に出さないようにしていることが多いようです。
なぜそうなるのかというと、
子どもの頃の反抗期に蓋をする癖がついてしまったからです。
反抗期に親がどう接してくれたかで変わってくるのですが、
例えば怒りの感情が出てきて親にぶつけたとき、それを受け止めてくれたかそうでないか、
また、同じくらいの怒りを返されたり全面否定されたり、さらには無関心でスルーされてしまった人もいると思います。
そのことで「感情を出してはいけない」と判断してしまうと、無意識に感情に蓋をする癖がついてしまうのです。
そして、自分の意見を言ったら反対されて喧嘩になる、
または無視されてしまうと思い込んでいるので、自分に自信が無くなり自己肯定感が低くなってしまいます。
誰かに認められたり評価されて自己肯定感は育っていきますが、
自己肯定感は一度低くなってしまうと、少し認められたくらいでは上がらないようです。
褒められても「私なんて…」と素直になれなかったり、評価されることが恐怖に感じることさえあります。
そもそも自分以外の人のほうが正しい、偉いんだと思い込んでいるので、
高評価をつけてくれた人を疑ってしまいます。
後輩に自信を付けさせようと褒める上司もいますが、
自己肯定感の低い人には伝わっていないかもしれませんね。
また、自己肯定感が低い人の特徴には、
自分で決められない依存体質や簡単な目標さえも決められないでいることがあります。
感情を出せないだけでなく周りや他人に合わせてしまうため、自分がどうしたいのかが分からなくなっているともいえます。
「自分のことがわからない」状態です。
さらに、それを悟られないように人との距離を取ってしまうのも特徴です。
相手に合わせることが苦しくなってくると、少しずつ距離を作って離れていきます。
それをされている側は全く身に覚えが無いので、なぜ距離ができてしまったのか分からないでいます。
その人は周りに合わせたり気を使うのが疲れただけなので、
もし、あなたがされた側になっていたら深く気にする必要はないでしょう。
その逆で、自己肯定感が低く誰かにしているようでしたら、思い切って自分の本心を伝えてみてくださいね。
「本当はこう思ってたの」と言えたら感情の蓋が開きます。
それがきっかけで「感情を出してもよい」ことに気づいて、
自分に自信が持てるようになれば、自己肯定感も高くなっていきます。
自己肯定感は、自分を認めてもらうことで高まっていきます。
褒めてもらいたい、評価してもらいたいという気持ちの奥には
「今のままでも認めてほしい」
という感情があるのです。
このように、自己肯定感は
「対:人」
で高くなったり低くなったりしますが、
自己受容となると
「対:自分」
になり、自分自身と向き合わなくてはなりません。
なかなか自分自身を客観的に見ることは無いと思いますが、簡単に見れる方法があるのでご紹介します。
それは、「人は鏡」だと意識することです。
どういうことかと言うと、
目の前にいる人に「この人のここは嫌だな」と思うことがありますが、
その「嫌だな」と思う部分は、実は自分自身の嫌いな部分やマイナス要素だと思っている部分でもあるということです。
同じもの同士が引き合う波動の仕組みは、人の心の波動でも同じことが言えます。
もちろん、良い部分での引き合いもありますが、当たり前に心地よいものに対しては気がつきにくいものです。
嫌悪するものには敏感になります。
周りに嫌な人が多いなら、自分自身に嫌いな部分が多いということになりますし、
周りはいい人ばかりで嫌なことは何もないのなら、自分自身のマイナス要素も全部、
自分のことが好きだということになります。
自己受容とは、
良いところも悪いところもある未完成の自分を認めることです。
ありのままの自分を認められれば、他のどんな人でも認めることができるでしょう。
未完成で当たり前。
それが人の個性を作っていますので、お互いの個性を楽しみながら認め合っていけたら良いですね。