Awareness from within myself


誰かから
  与えてもらうものでも
  教えてもらうものでもない

あなたがあなたでいること
      それが...気づき

気づき

先日、近所にオープンしたお店に行ってきました。
娘の紹介ということもあり、初対面とは思えない店主の応対で、緊張しいの私でも安心できる時間を過ごすことができました。
いろんなお話をさせていただく中で、忘れていた記憶が出てきたり過去を思い出すことはボケ防止にもなりました。

本来、お店といえば商品やサービスの話が主体で、主力商品の説明となると熱く語ってくれますよね。
しかし、いくら素晴らしいものであっても、興味がなければ話を最後まで聞く気にはなれません。
一方的に話してくる電話営業のようなものです。
「あの…切ってもいいですか?」と声をかけるまで話し続けています。

せっかく電話してくださっても、申し訳ないけれど話は全く聞いていません。
ひと通り話し終えて「何かご質問は?」と聞かれても、内容が分からないので
「うちには必要ありませんので」と答えるしかありませんよね。
(電話営業のお仕事をされている人、ごめんなさい。電話よりもメールの方が良いです)

このように、商品やサービスの説明をされる人が多い中で、このお店の店主は商売上手です。
こちらの質問に対してだけ詳しい説明をしてくれて、「では、それはなぜ?」とまた質問したくなるような話し方をするのです。
自ずと店主の商品サービスに興味をもちました。

お天気のことや当たり障りのない世間話でなく、プライベートな話は心の距離が縮まりますね。
言いたくないようなことまで私の質問に答えてくれて、それが妙に親近感が湧く内容だったりすると、ぐんっと距離が縮まります。
「あ、それ、私も同じような経験があります!」と話は広がっていきます。

そして、その会話から店主の商品サービスに結びつくところが素晴らしいと思いました。
もしかしたら、店主本人も気づかないうちに、無意識にそうなっていたのかもしれませんが。

どちらにしても、たくさんの『気づき』をいただきました。

商売というものを『原因と結果』に当てはめてみると、
「商売とは人生を形にしたもの」だと気づきます。

プライベートな原因があっての今の商売。
原因なくして結果という商品サービスの話だけを切り取ることはできません。

その証拠に、商品・技術・サービス・・
どんなに素晴らしいものであっても、心が動かされなければ購入しようと思いませんよね。
人は『なぜ、この商品・技術・サービスが生まれたのか?』に興味が湧くからです。

それが特別なものでなくても良いのです。
「自分の子どもに遊んでもらいたいものを作ったら商品になっていた」
とか
「親孝行しようとしたら商売になっていた」
など、身の回りにある商品やサービスはそうやって出来上がっています。

『こうだったらいいな、こんな物があったらいいな』
という願望が商品やサービスをつくる原点になっています。

例えば、スマホの進化は凄まじいですよね。
古い話ですが、家に居なくても電話ができたときの感動は忘れません。
今ではガラケーと言われ過去のものになりましたが、いつでも好きなときに友だちと話せるのは便利でした。

それが進化してスマホの登場。
パソコンを立ち上げなくてもインターネットができます。

アナログ無線の1Gからメールができるデジタルの2Gが出てきて、3GになってiPhoneを買いました。
私が初めて買ったスマホがiPhoneということもあって、今でもiPhoneを使い続けていますが、
最近の価格はとても高い。
バージョンアップするには勇気が必要になりましたよね。

価格に比例しているせいか、新しい機種はカメラの性能が良くなりましたね。
写真がきれいに撮れます。

十人十色、ただ商品が素晴らしいから買うという人もいると思いますが、
たいていの場合、そのスマホを使って「どうしたいか?」を考えます。

カメラ機能が優秀できれいな写真が撮れるなら、
「子どもの写真をきれいに撮りたい」「季節ごとの花を撮って保存しておきたい」
などとさまざまな想像をすると思います。
その想像力をかき立てられるショップ店員さんに接客されたら、予定外に買い替えてしまうかもしれません(笑)

だって、5Gの速さの説明をされても使ってみなければ違いが分からないので、私のように使ってから考える派の人にとってはどうでもいいことです。
それよりも「このスマホがあればこんな楽しいことができますよ」と想像させてくれる方がワクワクしますよね。
予定外の買い物になるかならないかは店員さん次第ですね…。

スマホを例にしましたが、
どんなに良い商品やサービスでも、相手の心を動かすことができなければ、いつまで経っても売れないままで終わります。
ご自分で商売されている人は、商品やサービスに誇りをもって営業されています。
会社も同じですよね。自信があるから広告宣伝するし、もっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちが働きます。

そこで、知ってもらいたいという気持ちが強すぎて商品説明ばかりしていると、
「うちには必要ありませんので」と言われてしまうのだと思います。

今回のこの店主から気づかされたことは、「商品の説明はするな」ということでした。
質問されたら答えるくらいで良いのかもしれませんね。

ちなみにこのお店のお仕事は特別な技術が必要で、資格はもちろんですが、修行の話なども楽しく聞かせてもらいました。
転職の年齢、修行そして独立した現在の年齢を聞いて、
「私も何か始めたい!」と思ってしまいました。

それもまた私自身の『気づき』です。

『気づき』とは、
誰かに与えてもらうものでも、教えてもらうものでもなく、
自分の内から湧き出てくる「感情」です。

あぁ、そうか。私は何かしたいと思っていたんだな。

自己認識できていたつもりでしたが、こうやって人と話すことで『気づき』が得られることも知りました。
自分のことって分からないものですね。
まだまだ知らないワタシが眠っているのかもしれません。