Forgiving others is forgiving yourself.
人を許したら
なんだか優しい気持ちになった
自分を許したら
本当の自分に出会えた
もう迷うことは何もない
答えはここにあるから...
あなたは、ありのままの自分を生きていますか？
相手に好かれようとして、その人が求める人物を演じていませんか？
人はとても弱いものです。
集団の中で、自分一人だけが違っていると、自分がおかしいのではないかと不安になります。
周りから嫌われないように振る舞い、当たり障りのない会話をします。
意見を求められたときは、皆が欲しがっている答えを先回りして話すこともあります。
それは、集団の中で嫌われないようにする知恵でもあるのですが、
いつどんなときでも、このような過ごし方をしていると、
それが癖になって自分自身を見失ってしまいます。
毎日、会社の中では求められる人物像に成りきって演じ、
家に帰っても理想の家庭像での役割を演じ、
それが習慣になって「私はこうゆう人」と思い込んでいることもあります。
はたして、それが本当の自分なのでしょうか？
いつか昔の出来事なのか、もっと昔の子どもの頃のことなのか、今では忘れている過去の出来事の中に、
「私はこうゆう人」
と思い込んでしまった原因があります。
繰り返しますが、人はとても弱いものです。
誰かに言われた一言で人は変わっていきます。
例えば、
「誠実で真面目な人だね」
と言われて、それがとても嬉しかったとしましょう。
さらに言われたくなるので、
「誠実で真面目な人」
を演じるようになります。
本当はそれほど誠実でもなくて遊び心のある人ほど、真逆の言葉には敏感に反応します。
こんな人になりたいと憧れる理想の人がいる場合、それは顕著に影響を受けてしまいます。
理想の人とは、今の自分に無いものを持っているものです。
理想の人になろうと努力することで人間的にも成長していくのですが、
まだ「本当の自分」を理解する前にその褒め言葉をもらってしまうと、
あたかも自分がその理想の人であると錯覚を起こしてしまいます。
具体的に例えるなら、
細かいことを気にしない大らかな性格の人が、会社で「仕事が丁寧だね」と言われたとしましょう。
そう言われたことで、本当の自分ではない「丁寧さ」に気を取られてしまいます。
一般的には丁寧に向き合うことは良いことですが、その人本来の持ち味ではありません。
丁寧にしようとすると、細かいところまで気を使うようになるので、
大らかな性格の人にとってはストレスになってしまいます。
今までは些細なことでクヨクヨすることなく前向きだった行動が、
「丁寧」という言葉に気を取られて大胆な行動ができなくなっていきます。
何事にも勇気を持って挑んでいられたはずなのに、その言葉一つで動けなくなってしまうのです。
なるべくなら、ストレスにならない過ごし方をしたいですよね。
それなら、理想の人物像に近づこうとするのは一旦後回しにして、まずは「本当の自分」を知ることが大切になってきます。
動物で例えると「犬なのに猫になりたい」、
フルーツなら「酸っぱいレモンなのに甘いオレンジになりたい」
と言っているようなものなので、
人も同じように「本当の自分」のタイプを知ることで、犬なのに猫になる必要がないことを知るでしょう。
今はweb上でも人のタイプ別性格診断ができます。
先日は9タイプの性格診断からタイプ別の解説をしたテレビ番組を観ました。
芸能人はモニター越しの顔だけでは本当の性格は分かりにくいですね。
意外な結果に驚きました。
こういった星占いとは違った性格診断は、学校の入学時や就活時の面接試験などで、適性検査として行われることが多いです。
また、DNA検査で生まれ持った性格を知るサービスもあります。
性格の他にも自分の体質やかかりやすい病気傾向も教えてくれるので、自分にとって注意しなければならない食べ物を知ることができます。
健康づくりの参考にもなりますよね。
筋肉のつき方もDNAが関係していて、どんな運動が自分に合っているかも分かります。
DNAは一生変わらないものなので、信憑性もありますよね。
さて、性格診断やDNA検査で「本当の自分」を知ったところで、その性質をどう表現したらよいか考えてしまいますよね。
今までは、相手や周囲に合わせて理想の人を演じていたわけですから・・・。
行動を変えるのは、なかなか難しいものです。
本当の自分を理解して心の中では「違う」と叫んでいるのに、それを口に出したり行動に移すのは勇気がいるものです。
ただ、このままでは今までと何も変わらず偽りの自分のままですので、
「違う、これは本当の私ではないよ」
と心の叫びに気づいたときには本音で話すことをしてみましょう。
ストレートに本音を言うのは難関ですが、少しずつ時間をかけて話しやすい人から攻略していくのが良いです。
攻略といっても相手を負かすのではなく、自分自身を乗り越えるための関門のようなものです。
その第一歩として、まずは自分の価値観を伝えることをしてみてください。
「これについてはこう思っている」
「このようなことをされると嫌だ」
など、いつもモヤモヤしていた気持ちを話してみるのです。
話しやすい人とは相性も良いので、価値観も似ているかもしれませんよね。
案外すんなりと受け入れてくれます。
「本当の自分はこんな人なんだよ」
と言うことで相手の見方が変わって、もしかしたら離れていってしまう場合もあるかもしれません。
ですが離れていく人とは、元々は縁が無かった人とも言えるのです。
偽りの自分のときには合っていても、本当の自分とは合わなかっただけのことです。
関門を突破したなら、どちらが心地よい自分でいられるかは一目瞭然ですよね。
離れていったからといって、相手を恨んだり悲しんだりしないでください。
相手を許し、自分自身も許す気持ちが大切です。
今までの偽りの自分で過ごしていた自分自身を許してあげるのです。
ありのままの自分で生きるということは、
本当の自分を知って素直に表現することです。
だからといって、自分の価値観を相手に押し付けることではありません。
時として相手に合わせることは必要なことです。
自分の軸となる価値観は大事に、
その上で、他人と自分は違うんだということを意識して、
「許す」気持ちで関係性を築いていけたら幸せですね。
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