今回のテーマは「穏やか」です。
穏やかな日々を送る事は理想ですが、現代はストレス社会です。
なかなかそうもいきません。

私たちは何か悪いことを見たり、また自分にとって都合の悪いことが起こると、心に曇りが生じてきます。
昨今のワイドショーや報道番組を見ていても、偏った情報を伝えていたり、批判ばかりをする報道姿勢には疑問を感じてしまいます。

このような場面からも、私たちの心はいつの間にか不平不満の種が蒔かれ、ややもすれば偏った見方、考え方を植え付けられてしまいます。
その事で、心の中が振り回されやすくなってしまいます。

一年以上も続いているコロナ騒ぎも、私たちの生活に大きな影響を与え、影を落としています。
いつ終息するとも分からない、このコロナ禍の中、マスコミからの情報の影響力は、大変なものがあります。

その結果、日常生活の中の平穏な心は消え去り、その心は目に見えない不安と恐怖にいつの間にか、すり替わってしまいました。
些細なことであっても、人を警戒する、誹謗する、これとばかりに、自分の欲求不満をぶちまける・・・等、私たちが今まで気がつかなかった心の闇の部分が、程度の違いこそあれ、表に浮き彫りとなっているような気がします。

しかし、私たちは本来もっと穏やかで、大らかな心で生きていたはずです。
最近よく言われてる多様性とか、得体の知れない横文字の言葉ではなく、人としてもっと相手を包み込める心を持つことが、大事ではないでしょうか。

コロナ渦の影響により、たった一年間で人々の心にも、良くない意味で大きな変化が起きてしまったようです。
これに対して政治が悪い、クラスターを発生させた人が悪いとか、そういったことではありません。
また、そういう問題では無いと思います。

このようなご時世であるからこそ、私たちは心の中に持っている大らかさ、穏やかな心を今まで以上に表に出すべきではないでしょうか。

私たちは生身の人間です。
その中身は魂が一人の例外もなく入っております。
それらが、日常の行動が規制される事により、心の自由をも失い、無意識のうちにお互いに牽制し合うようになってしまっているのは、とてもおかしな話です。

私自身はコロナ騒ぎよりも、そのことによって生ずる人間の心の歪み、他人への不信感や排除する心など、その方が心配になってしまいます。
もちろん、そのような心になる人は常に極々一部の人ではあります。
しかしそれは表には出さなくても、私の心の中にも大なり小なりあると思います。
それが1%だけであったとしても、そのような心になっていたら、穏やかに生きることができません。

さて、穏やかに生きるための条件とは何でしょうか。
それは、常に自分の心を平和に保つ事を前提にするのは、間違いないでしょう。

そのためには、人を信じることが出来る心が必要であると思います。
日常の場面で、自分と違う価値観や考え方の人と出会った場合でも、ただ単に自分と違うからとか、また相手に違和感があっても反発の心や排除するような感情を持たず、『そういう考えの人もいるのだ』という寛容な心が必要だと思います。

『自分の感覚は絶対的なものではない、そういった人の心も理解してあげるのだ』というような気持ちがあった時に心は平穏を取り戻し、穏やかになっていくと思います。

それは包容力です。
包容力は人を許します。
相手を自然体で認める心です。
そして抵抗感なく受け入れる心です。

もちろん、間違ったことをする人に対しては、厳しく正させる事は必要です。
それは世の中の社会秩序を保つためにも、人間としての威厳を保つためにも必要です。

また、心が成長するためにも必要なことになります。
またそれは、相手に妥協したり自分の心を犠牲にするなど、違和感があっても我慢して受け入れることではありません。
あくまでも自分の心の軸をしっかり持ちつつ、それを相手に価値観として押しつけない。
時として受け入れ難い考えや出来事があっても、そういう考えもあるのだと理解する心が大事だと思います。

そのような中で、穏やかで包容力のある心が出来上がっていくのだと思います。


【波動エネルギーを 心身の健康と運勢に生かす】SE研究所  穂苅秀郎

http://selabo96.com

1957年松本市生まれ、長野市在住。幼少より目に見えない世界、不思議な世界に興味があり、やがて高橋信次氏の著書に出会い、あるべき人間の姿の真髄と、目に見えない世界を読み解く世界に触れて大きな衝撃を受ける。以来、心の正しさと、波動を高める探求を続ける中でダウジングによる波動測定、波動改善技術を確立し、2005年にSE研究所を設立、現在に至る。上越を始め長野、東京、全国各地で「心と波動の勉強会」を開講。また個人相談も行い、多くの人々を悩みの解決へと導く。穏やかで愛情溢れる波動測定、改善技術には定評がある。


≪ SE研究所 所長 穂苅秀郎さんのこと