今回のWiLLのテーマは自己受容です。
自己受容とは普段あまり聞かない言葉です。
なのでネットで検索してみました。

「自己受容とはあるがままの自分を理解し、認めた上で全てを受け入れることを示します。あるがままの自分とは、良い所も悪い所も全てひっくるめての自分のことです。自己受容する場合には長所短所それぞれの評価をしたりせず、無条件で受け入れます」
とあります。

まず、あるがままの自分というのが、どういう状態なのかです。

自分自身の心の中には、常に自己否定と自己肯定感と様々なものが、日常のなかで交差しています。
それは、意識しない小さい事柄から、自覚出来るものまで様々だと思います。

私の場合も物事がうまくいかなかった、思うような結果が出せなかった、日程通り出来なかったということが頻繁に起こります。

それらのことに対して、挫折感や罪悪感、心に負い目が出来てしまいます。
また反対に、また予想以上に良い結果が出た場合は、その度に大きな喜びが沸いてきます。

この様に日常生活で起こる様々な事を通じて、感情は常に上下に揺れ動いています。
私自身は、基本的には良いも悪いも、それらの感情がそのまま心の中に入り続けています。

しかし、それが良いのか悪いのかはまた別の問題です。

日頃の自分の姿を見て、良い面も悪い面もごまかしなく、
それが自分自身の今の姿なのだと、認識することは大事です。

嬉しいときは嬉しいと思う。
失敗した、ダメだったという時には、自分を責めたり落ち込んだりするのは当然であり、
人間らしい感情だと思います。

しかしその事を通じて、その中で私たちは何を学ぶのか、
どうやって自分自身の心を成長させていくのか、ということが大事なのです。

そこをしっかり捉えないと、良い部分はよいでいいですが、
悪い部分をそのままに、自分はそういう人間だからねと、心の中にため込んでいくだけでは、
心が駄目になってしまいます。

それでは、人間としての成長も知恵も出てきません。
嬉しい時は心が解放され明るくなります。
嬉しさが多くなると、心が良い方に向きます。
自然に心の器が大きくなっていきます。

しかしその反対の自分自身のマイナス面、悪い面、それは当然ながら負の感情が生じます。
自分自身にとって負の感情を受け入れて、それが自分の今の姿なのだという認識を持つ事は大切です。

しかし問題はその後なのです。
そのままの状態で、心の中に収めて良いのかどうかです。

実はそのような状態は、心を萎縮させるのです。
そうすると次第に心が暗くなってしまいます。
その状態は体にも現れてきます。

心の中が、良い状態で満たされている場合、それは普段よりも体の姿勢が良くなります。
自然に顔が上を向き、自信に満ちあふれてきます。
足取りも軽くなります。

逆に心が悪い想いで埋め尽くされた場合は、顔と目線が下に下がってしまいます。
足取りも重くなり、体全体が重たく感ずるようになっていきます。

その状態が続くと、体調不良を招きます。
運気も下がっていきます。
良いことが無くなっていきます。

その状態を「不幸」と言います。

そうならないように、常に心の中を良い方、明るい方に正していかなくてはなりません。
自分自身の心をその時の感情を交えずに、あるがままに見つめると、
当時の自分自身の姿に対して、客観的に良い悪いが見えてくると思います。

例えば、子どもの頃に親に散々叱られて、反発しかなかったけれども、自分自身が親となり同じ立場になってみたら、その時に親の言っていたことが良く分かるようになった・・・等、似たような経験をされている方も多いのではないでしょうか。

時間が経つと、自分自身に対する目線も見え方も変わってくることが多々あります。
その時に、
あの時の自分はどうだったのか、悪かったら何がいけなかったのか、どうすれば良かったのか、
それが少しずつ見えてくると思います。

私たちは、一旦はあるがままの自分を認めた上で、その後自分自身をどのように導いていくのか、
これを自分自身の課題として、常に見つめていくことが大切なのだと思います。

そればかりは他人の手によって、どうにかなるのではありません。
日頃の一瞬一瞬の自分自身の思っていること、そして行っていることの心の動きを知り、
常に人として正しい方向、明るい方向に持っていく。
そういう姿勢で日々生きることが大事だと思います。

それが結果的に自分自身の心を豊かにして、
人間性溢れる人として成長していけるのではないかと思います。


【波動エネルギーを 心身の健康と運勢に生かす】SE研究所  穂苅秀郎

http://selabo96.com

1957年松本市生まれ、長野市在住。幼少より目に見えない世界、不思議な世界に興味があり、やがて高橋信次氏の著書に出会い、あるべき人間の姿の真髄と、目に見えない世界を読み解く世界に触れて大きな衝撃を受ける。以来、心の正しさと、波動を高める探求を続ける中でダウジングによる波動測定、波動改善技術を確立し、2005年にSE研究所を設立、現在に至る。上越を始め長野、東京、全国各地で「心と波動の勉強会」を開講。また個人相談も行い、多くの人々を悩みの解決へと導く。穏やかで愛情溢れる波動測定、改善技術には定評がある。


≪ SE研究所 所長 穂苅秀郎さんのこと